こんにちは!管理人の「ぽん(https://twitter.com/kami_game_bu)」です。
この記事を書いた人
- Valorantの最高レートはイモータル1 現在はアセンダント
- Valorant初中級者向けの解説記事や、ゲームレビュー記事を投稿中
- 本業はあるゲーム会社のゲームディレクター
エイムは良くなってきたけど、撃ち合いや試合に全然勝てません!
敵が出てくるタイミングが噛み合わなくてエイムじゃないところで負けること多すぎ!
と少なからず感じているアイアン~ゴールドの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
その一方で、プロの方の試合を見た時に、
なんか敵の方からクロスヘアに向かって行ってるみたい...
と感じたことはありませんか?
ブロンズからスタートした私も当時同じ事を感じていましたが、
そこから大きく進歩し、今では最高イモータルまで到達することが出来ました。
そして、当時ブロンズ~シルバー帯を抜け出す大きな要因の1つが、
タイトルにもある「射線を絞る」という意識、技術だったんです。
プラチナ帯以上では"無意識"に身についている人が多い技術のためあまり語られる場が少ないのが実態です。
今回はこれを徹底的に解説していきます。
この記事を読んで実践していけば、以下のような状態に近づけると約束します。
この記事の内容を身に着けると
- エイム力が低くても撃ち合いに勝ちやすくなる。
- デスすることが圧倒的に少なくなる。
- 置きエイムをする際に取るべき位置取りがわかる。
それでは、ご覧ください。
理解度チェッククイズ!
はじめに一つ、クイズを出します。
想像してください。
シチュエーション
あなたはブリーズで防衛サイドでプレイ中です。
味方が早々とAサイト、Bサイトに向かってしまったため、ミッドの守りを担当することになりました。
味方の配置は↓↓の通りです。
ミッドは自分の役目だ!と意気込んだ結果、開幕はこの位置で守ることにしました。
読んでいる皆さん。
この選択をどう思いましたか?
もし、アイアン〜シルバー付近で、
特に違和感、危機感を感じなかった方は、ランクが停滞してる理由の一つに、今回の内容があるのかもしれません。
この判断。100%間違っているとは言えませんが、最善では決してないと考えています。
敵が出てくる位置を考えてみよう
もう一度想像してください。
この位置取りでラウンド開始しました。
もしあなたなら、どこにエイムを置きますか?
より精度良く瞬時にエイムを合わせるためには「敵が来そうな位置」に置くのが良いですよね。
では、このシチュエーションの場合、「敵が来そうな位置」はどこになるでしょう?
味方の監視している場所から考えるに、以下の画像に書いたように
- ミッドから進行し、Aから出現
- ミッドから進行し、Bから出現
- B側から進行し、Cから出現
という3点の可能性がありますよね。
つまり、この位置で守ると、
「この3点全てに気を配りながら、敵が出てきたところに瞬時にエイムを合わせる!」
ことが勝つためには必要なわけです。
ふむふむ。フリックショットの練習をして精度を高めないとですね!
ではないんです!!
フリックショットには限界があり、安定性にどうしても欠けます。
今回のようにフリックの幅も大きければ尚更です。
いつ敵が来るかもわからない中で集中力も続きません。
おそらくレディアントでもプロでも、どんなにフリックショットがうまくても限界があります。
敵との撃ち合い、そして試合自体に安定して勝つためには、
いかに「フリックショットに頼らず、安定した撃ち合いをするか」が大切です。
そして、フリックショットが必要の無い状況は、"自らの位置取り"である程度作り出すことができます。
上級者はエイムだけでなく、この「状況作り」を無意識にそして高精度に行っています。
では、今回の状況の場合はどうすればよかったのでしょう。
良いポジション例
前提として、ラウンドが始まると味方の位置は動きますし、デスもしますし、ワープ等々様々なスキルもあるため一概に100%正解では決してありません。
その上で、十人十色の考えがあると思いますが、
最初に設定したシチュエーションである「ラウンドの開幕直後」という前提に立てば、
私だったら以下を選択すると思います。
この位置であれば、今の味方の陣形が大きく崩れない限りは、
敵がMidから来ようが、Bエルボーから来ようが、
敵が出てくる=撃たれる可能性があるのは赤い線で示した場所だけになりますよね?
つまり、ここにエイムを置いておけば、フリックショットは発生せず、わずかなエイムの修正だけで精度高く敵と撃ち合うことが出来るわけです。
そして、敵から撃たれる可能性のある場所を限定していることで、
Bエルボー見た瞬間にMidから出てきた…タイミング悪すぎ!!!(# ゚Д゚)
なんてことも起こりえないわけです!
判断の流れ
なんとなくは理解いただけたかなと思いますが、
ポジションを絞り込む上での判断としては、以下の2点を意識して見てください。
- 周囲の味方の位置をミニマップで確認し、味方が見れていない箇所=敵が来る可能性がある場所を確認する。
(今回で言えば「味方が誰もMidとBエルボーを見ていないから敵が来る可能性がある。Bメイン側やメタルは見てくれているから大丈夫そうだ。) - 敵が(通る可能性のある)どのルートを通ったとしても、自分と撃ち合うには1つの射線しか発生しないポジションを考える。
というイメージです。
もう一度クイズでシミュレーション
シチュエーション
アイスボックスの攻撃サイドでプレイ中です。
Aサイトへのエントリーが成功し、敵味方共に2名ずつダウンしながらもプラントが成功しました。
敵3名が取返しに来ます。
このシチュエーションで以下のポジションを取ることにしました。
あなたはこのポジションに同意しますか?それとも改善点があると思いますか?少し考えてみてください!
では。解説します。
これもブリーズの例と同様に「フリックショットが発生する可能性が高いポジション取り」であることがわかりましたでしょうか?
以下の画像に示した通り、
今エイムを置いているA地点だけでなく、B側から敵が来る可能性も十分に高い状況です。
なので、このポジションに近しい場所で、より安定して戦えるポジションを考えるのであれば、
↓↓の方がB側から撃たれることは無い、より安定したポジションと言えます。
基本はここでエイムに集中しつつ、一瞬B側に顔を出して撃ち合う。とした方が1つ1つの撃ち合いに集中できてオススメです。
「仁王立ちでA側、B側どちらにも撃ち勝つ!!!」
なんてのは、仮に今回は勝てたとしても、何ラウンド、何試合も続けたら必ず低い勝率に収まると思うよ。
注意点
この「射線を絞る」という考え方は、いつでもどんな状況でも大切であることは確かですが、
ラウンドが進み、味方がデスしたり、集合したりすると、
チーム全体で把握出来ていない箇所が増えていくため、射線を絞りきる事が困難になります。
だからこそ、フリックショットが必要な場面も確実に発生します。
ですが、ラウンド開幕~序盤の時点では毎回確実に活きる、非常に大切な考え方であるため、
慣れない内は瞬時に判断するのが難しいかもしれませんが、
今回の例を思い出しつつ、少しづつ練習してみてくださいね!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
コーチングをしている中でアイアン~シルバー帯の方は特に、
今回の「射線を絞る」という考え方を持たれていない印象を受けたため、記事にさせて頂きました。
この考え方を身につければ、予想外の倒され方をすることが減り、撃ち合いも安定し、
それが積み重なって試合自体の勝率が上がっていくと約束します!
ここが良く分からない、もっと深く知りたい等あればぜひTwitter(https://twitter.com/kami_game_bu)の方で気軽に質問してください!
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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!